先月のお知らせＰＴＡで子どもたちの日常の安全について、地域の力を結集して守っていこうと、ここに
書いたばかりです。その後連日のマスコミ報道で日本中が震撼するような不幸な事件が続発しました。それぞ
れの場所で、保護者が登下校につきそうとか、教職員が送り届けるとかの運動がさかんです。確かに欧米の一
部では小学校の子どもたちは、送迎バスか親が付き添うかのどちらかで、日本のように子どもたちだけで通学
させている国はまれです。これまで世界一安全と言われた日本の社会が、どこかおかしくなって、これまで考
えてもみなかった不幸な事件が勃発しているのも事実です。だからといって、親の送迎が当たり前の国のよう
な社会システムは日本にはないのです。大事な会議や、重要な営業を切り上げて、子どもの送迎と言えば、当
然のごとく許される社会構造を日本は持っていません。子どもが熱を出したと言えば、いかなる重要な任務も
欠席できるような国ではありません。家庭よりも、会社や仕事がなによりも優先される国で生計を立てている
私たちは、毎日子どもを送迎できるようなありがたい身分ではないのです。行政や地域は今こそ、真剣に子ど
もたちの安全を考えていただかねばなりません。子どもは国の宝物であって、国全体で守らねばならないから
です。江東区役所から、四大小の子どもの送迎を保護者にしなさいというような要請が仮にあったとしても、
断るつもりです。できる範囲内での集団登下校や、地域内の安全マップつくりなど、学校と一丸となって安全
対策は講じていくつもりです。
来年度のＰＴＡ役員の募集が始まっています。こういう時節がらとは申しませんが、一人でも多くの保護者の
皆様にＰＴＡ活動の意義を理解いただき、積極的に手をあげていただけるようお願い致します。